水明楼で藤村に触れ はりこし亭で蕎麦を食す

さり気なく残された木村熊二の書斎


iPhone 6 Plus f/2.2 1/4405 4.15 mm ISO 32

木村熊二は小諸義塾の創設者で
明治のはじめ日本の女性教育に道筋をつけた功労者です

島崎藤村とも親交がありました

藤村はこの水明楼を「千曲川のスケッチ」にも残していますね

昨日 急に思い立って 小諸の懐古園へ行きました
懐古園は既に散りはじめの桜でした
晴天の中で 満開の賑わいとは違う趣を感じ 
美しい桜でした

桜を堪能した後 お昼は蕎麦と決めていましたが
懐古園近くの 行列には並びたくないので
そう遠くはない 中棚温泉の ほりこし亭にやってきました

この水明楼は その中棚温泉を掘り当てた木村熊二の書斎です

中棚温泉の途中にあり
言われなければ わからない場所ですが
山羊がつながれた山の斜面の上に
ひっそりと千曲川を見降ろす場所にありました





”さりげない”って最初に書きましたが
ここね 仰々しくないんです
入り口も観光地っぽくないし

眺めの良い 崖の上にへばり付いた感じなんですが
ここへ至る細道が本当に細くて
言われないとわからないと思います






県道から 中棚温泉に降る 道路の途中にここへ行く道がありますが
まるで 登山道のような細い道です

道路から見上げれば 水明楼で
その道路は曲がりながら 中棚温泉の入り口と はりこし亭へつながっています















入口付近には 水明楼の説明が書かれていました

入り口には スリッパが揃えられていて
無料で見学できます

古い建物で 二回へ上がるときも 建物を壊さないように注意が必要です













この窓からの 千曲川の景色を藤村は愛したのですね

平日なら 他に人もあまり来ないと思います
すこし風に吹かれながら のんびりするのも良いかもしれません

さて お昼の蕎麦です

はりこし亭

名前の由来は これも 藤村の「千曲川のスケッチ」から
改めて 本を読んで はりこしを探すのも一興かもしれません
















頂いたのは 野菜そば
三種類の つけ汁に 野菜と一緒に頂きます

お値段も手頃で 美味しくいただきました
最後はちゃんと 蕎麦湯も付きます












こことよく似た雰囲気の 古民家の蕎麦屋が近所にありました
今はもうなくなってしまいましたが

おそばは こうした設えの建物の中で戴くと
味が更に美味しくなります









はりこし亭のすぐ脇の細道からは
中棚温泉へ行くことができます






いつか ここへ泊まりに来たい




季節はいつがいいだろう






今度は紅葉の季節に来よう





そして またここで蕎麦を食べよう







いつもご覧頂きありがとうございます

コメント

  1. plateauさま^^こんにちは~♪

    はりこし亭でお蕎麦を・・・
    これは、キャッチになります~♪
    お蕎麦は雰囲気ですので、味は二乗ですね!!

    水明楼の前のヤギさんの見つめる目、
    なんだか吸い込まれそうで入りたくなります!

    ここはどの季節も魅せてくれそうで、
    紅葉どきの景を想像してしまいました~!
    いつもありがとうございます~♪(@_@;)

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    返信
    1. 匿名さん

      こんにちは^^

      はりこし亭は ジャズギタリストの 渡辺香津美だそうです
      こちらで毎年ライブが開かれているそうですよ

      ここでジャズのコンサートも楽しみですね
      もちろん宿泊は 中棚温泉で

      いつもありがとうございます^^

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