秩父颪(おろし)

秩父事件・・井上伝蔵を偲ぶ


撮影日:2015/11/07 機種: iPhone 6 Plus ISO: 250 露出: 1/30 秒 絞り: 2.2 焦点距離: 4.2mm

数日前に秩父へ行った時に
ここ秩父事件資料館へ寄った

事件の首謀者の一人とされる 井上伝蔵の生家が復元されて資料館となっている

ここは 母のリクエストだった

私も 農家の倅として 日本の歴史に埋もれた
秩父困民党事件は 近代化の中で ”しかたがない”で済まされぬ大きな事件であり
富国強兵の元 列強に立ち向かうために
世界的な不況の中 敢えて増税により 民衆を苦しめ
経済にデフレスパイラルをもたらした
松方財政は 今と通じるものがあるかもしれない



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復元された丸い商店
数年前まで 隣接地に「草の乱」で使用されたセットが野外展示されていたけど
なくなっていました




建物はやはり立派です

土間が玄関帳場入り口から奥の勝手まで続いていました




秩父事件は一揆ではありません
時の政府の 制作も理解できますが
悪徳高利貸や銀行の横暴に対して 手を打つこと無く
庶民を苦しめた 明治政府は 徳川幕府と比較して 人道的に優れていたといえるのでしょうか?

天皇を神輿として担ぎ出し
錦の御旗で 悪行三昧の財閥や 新政府

私は 薩摩も長州も嫌いです





戦装束ですね

決死の 後に引けない ”命をかけた戦い”に望む強い意志を感じます






仏壇は 大きな商家にしては 質素です

私の家もこんな感じです

小さな家でも金を巻き上げるために
大きな仏壇を買わせる どこかのエセ宗教とは違います

どことは言いませんけど(笑)






帳場です

奥には 二階へ繋がる箱階段





井上伝蔵は 事件の後 近所の人に一次時匿われてから
北海道へ逃げ延び そこでも代書屋を振り出しに
若い嫁をもらい 子供を設け
不自由なく暮らしを立てる才覚がありました

死ぬ数日前に 子供たちに 身分を明かし
秩父から妻子を呼び寄せ 家族に見守られながら
天珠を全うしたそうです

私は 彼のあっぱれな人生は 坂本龍馬よりも遥かに尊敬します




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